蜂の巣駆除しても同じ場所に!再発防止と戻り蜂対策をプロが解説

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苦労して蜂の巣を駆除したはずなのに、数日も経たないうちにまた同じ場所で蜂が飛んでいるのを見かけて、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。

「もしかして、駆除が失敗したんじゃ…?」と疑ってしまうのも無理はありません。

しかし、実はこれ、駆除の不手際というよりも、スズメバチやアシナガバチが持つ「強烈な帰巣本能」や「場所への執着」が原因であることがほとんどなのです。

彼らにとって、一度巣を作った場所は「最高の一等地」。

そう簡単に手放したくない理由があるのです。

この記事では、専門業者が現場で実際に行っている「戻り蜂」への対処法や、二度と巣を作らせないための徹底的な予防策、さらには賃貸物件でトラブルになりがちな費用負担の問題まで、包み隠さず分かりやすく解説します。

記事のポイント

  1. 蜂が同じ場所に戻ってくる「2つの生物学的理由」と習性
  2. 駆除後1週間が勝負!戻り蜂から身を守るための具体的な過ごし方
  3. 賃貸で巣が再発した場合の費用負担と大家さんへの交渉術
  4. 自分でもできる?プロ直伝の再発防止スプレーと掃除のコツ
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  • 戻り蜂対策に必要な期間と生存日数
  • アシナガバチが同じ場所に巣を作る習性
  • 賃貸物件で巣が再発した時の対応と責任
  • スズメバチの引越しと巣作りの仕組み
  • 作りかけの巣を放置するリスクと心理

「巣を取って終わり」ではないのが、蜂駆除の最も難しいところです。

むしろ、巣を物理的に取った直後からが「再発防止」に向けた本当の戦いの始まりと言っても過言ではありません。

「なぜ、わざわざ危険を冒してまで、巣のない場所に戻ってくるの?」

そんな疑問にお答えするために、まずはプロの視点から、彼らがそこまでして「元の場所」にこだわるメカニズムを少し詳しくお話ししますね。

戻り蜂対策に必要な期間と生存日数

巣を撤去した直後から翌日、翌々日にかけて、巣があった場所の周辺を何匹もの蜂がブンブンと激しく飛び回っているのを見たことはありませんか?

業界用語で、これを「戻り蜂(もどりバチ)」と呼びます。

これは、駆除作業を行ったその瞬間に、たまたま巣の外へ餌や水を取りに出かけていた「働き蜂」たちが、夕方になって家に帰ってきた状態です。

しかし、帰ってみるとあるはずの家(巣)も、守るべき女王蜂や幼虫も跡形もなく消えています。

彼らはパニック状態に陥り、「記憶にある座標」の周辺を必死に探し回るのです。

この時の蜂は、住処を突然奪われた興奮状態にあり、普段よりも警戒心と攻撃性が高まっていることがあるため、不用意に近づくのは非常に危険です。

一般的に、戻り蜂が現場周辺をうろつく期間は1週間から2週間程度です。

女王蜂を失った働き蜂は、新たな巣を作る能力を持たないため、集団としての機能を失い、餌の交換もできずに徐々に弱っていきます。

夏場であれば最長2週間ほど生きることもありますが、基本的には寿命を迎えるか、諦めてどこかへ飛び去っていきます。

「1〜2週間も飛んでいるの?」と驚かれるかもしれませんが、この期間はなるべくその場所に近づかない、窓を開けないといった対策が一番の安全策です。

もし、玄関前や洗濯物を干すスペースなど、生活動線上で戻り蜂が大量に発生して困る場合は、私のような専門業者が再度訪問して「戻り蜂対策(トラップ設置や残留薬剤散布)」を行うことも可能です。

多くの優良業者では、この期間の再発対応を保証(アフターサービス)に含めていることが多いので、依頼する前に確認しておくと安心ですよ。

アシナガバチが同じ場所に巣を作る習性

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特に横浜や川崎の住宅街、ベランダや軒下でよく見かける「アシナガバチ」は、数ある蜂の中でも「場所への執着」が非常に強い種類として知られています。

彼らは、過去に巣を作って無事に繁殖に成功した場所を「外敵から身を守れる安全な場所」「雨風をしのげる優良物件」として強烈に記憶します。

そして、翌年以降も越冬から目覚めた女王蜂が、再び同じ場所を選んで巣作りを開始するケースが後を絶ちません。

「毎年同じ軒下に巣ができる」というのは、この記憶の継承が関係しているのです。

さらに厄介なのが、目に見えない「フェロモン(匂い)」の存在です。

巣を物理的に撤去しても、壁や天井には蜂の体表から分泌された炭化水素類や、巣の材料(木の皮と唾液を混ぜたパルプ質)に含まれる独特の匂いがわずかに染み付いています。

人間には感知できないレベルですが、蜂にとってはこの残留物質が「ここは仲間がいた安全な場所だよ」という看板の役割を果たし、新しい蜂や生き残った蜂をピンポイントで誘導してしまうのです。

これが、物理的に巣を取るだけでは解決しない「同じ場所に作られる理由」の正体です。

つまり、本当の意味での駆除完了には、巣の撤去に加えて「化学的な痕跡の消去」が不可欠なのです。

賃貸物件で巣が再発した時の対応と責任

アパートやマンションにお住まいの方からよくいただくのが、「また巣ができたら、費用は誰が出すの?」「管理会社が対応してくれない」といったご相談です。

これは法的な解釈も絡む非常にデリケートな問題ですが、基本的には「巣ができた場所」と「管理区分」によって責任の所在が分かれます。

場所区分具体的な場所費用負担者理由と傾向
共用部分エントランス、外廊下、階段、屋上、建物外壁、植え込みなど大家さん
管理会社
入居者が安全に暮らせる環境を提供する義務(施設管理権)に基づき、管理側の負担で駆除するのが一般的です。
専有部分ベランダ、専用庭、玄関ドアの内側、窓ガラスなど入居者様入居者には借りている部屋を適切に管理する「善管注意義務」があり、日常的な害虫トラブルは自己負担とされるケースが多いです。

ただし、例外もあります。

「入居したばかり(引越し直後)なのに巣があった」場合や、「外壁のひび割れ(構造上の欠陥)から蜂が出入りしている」といった場合は、専有部分であっても大家さんが費用を負担してくれる可能性があります。

再発した際は、自分で慌てて業者を呼ぶ前に、まずは管理会社へ「以前も同じ場所にできたのですが、建物の構造に問題があるのではないでしょうか?」と相談してみることをおすすめします。

ポイントは、証拠写真を撮ってから相談することです。

事後報告だと費用の請求が認められないことが多いので、必ず「発注前」の連絡を心がけてください。

スズメバチの引越しと巣作りの仕組み

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「春先は小さな巣だったのに、夏になったら急に巨大な巣が軒下に現れた!」

こんな不思議な現象を経験されたことはありませんか?

実はこれ、都市部で最も被害の多いキイロスズメバチ特有の「引越し」という習性なんです。

彼らは春の間、女王蜂が単独で巣作りをする初期段階では、外敵に見つかりにくい閉鎖的な場所(床下、屋根裏、戸袋の中など)を選びます。

しかし、働き蜂が増えて巣が手狭になると、夏ごろ(6月〜7月)に群れ全体で、より広い空間が確保できる軒下などの開放的な場所へ大移動を行うのです。

ここで注意が必要なのが、軒下にできた大きな巣だけを駆除しても、近くの床下などに「元の巣(母巣)」が残ったままになっている可能性です。

母巣が残っていると、外出していた蜂がそこに戻り、再び活動を始めたり、別の場所に再営巣を試みたりするリスクが高まります。

私が現場調査をする際、目に見える巣だけでなく、周辺の通気口や隙間を入念にチェックするのは、この「引越し元の巣」を見逃さないためなのです。

もしスズメバチの巣を見つけた場合は、目に見える部分だけでなく、家の周り全体をプロに点検してもらうことが、完全駆除への近道です。

詳しくは、スズメバチ蜂の巣が作り始めか画像を見るだけでわかる成長と駆除時期について解説した記事でもご紹介していますので、種類が気になる方は合わせてご覧ください。

作りかけの巣を放置するリスクと心理

  • 「まだ作りかけで小さいから、もう少し様子を見ようかな」
  • 「蜂も数匹しかいないし、自然にいなくなるかも…」

そう思ってしまうお気持ち、痛いほどよく分かります。

業者を呼べば当然お金もかかりますし、できれば穏便に済ませたいですよね。

ですが、ハチ駆除の専門家としては「作りかけこそ、今すぐ対処すべき最大のチャンス」だと断言させてください。

蜂の成長スピードは私たちの想像を遥かに超えています。

今は数匹で直径5cm程度のトックリ型の巣でも、1ヶ月後には数百匹、直径20cm以上のボール状に巨大化することがザラにあります。

また、初期の段階であれば、蜂の「場所への執着心」もまだ弱いため、駆除後の「再発リスク」や「戻り蜂の数」も最小限に抑えることができます。

「大きくなってから」ではなく、「小さいうちに」対処する。

これが、結果的に費用も安く済み、ご家族の安全を守るための最も賢い選択です。

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  • 殺虫スプレーと木酢液での予防効果
  • ベランダや軒下の巣作り防止グッズ
  • 巣の痕跡とフェロモンを消す掃除方法
  • 自力駆除と業者依頼を分ける判断基準
  • 蜂の巣駆除後に同じ場所を守る重要ポイント

さて、ここからは「どうすれば再発を防げるのか」、私が現場で実際に行っているプロの対策や、お客様ご自身で今日からできる予防法を具体的にお伝えします。

蜂にとって「居心地の悪い環境」を作ることが、最強の防御になります。

殺虫スプレーと木酢液での予防効果

最も手軽で、かつ効果が実証されているのが、市販の蜂用殺虫スプレーを使った予防です。

ドラッグストアなどで売られている多くの蜂用スプレーには、蜂を倒す殺虫成分だけでなく、蜂が嫌がる「忌避(きひ)成分」が含まれています。

  • 場所
    巣を作られやすい場所(軒下、ベランダの天井、エアコン室外機の裏など)を特定します。
  • 散布方法
    壁面や天井がしっとりと濡れるくらい、たっぷりとスプレーを吹き付けます。空間に撒くのではなく、「面に薬剤をコーティングする」イメージです。
  • 頻度
    効果の持続期間は商品にもよりますが、通常1〜2週間程度です。特に雨が降った後は成分が流れてしまうので、必ず再度スプレーしてください。

また、小さなお子様やペットがいて殺虫剤を使いたくない方には、「木酢液(もくさくえき)」もおすすめです。

これは木炭を作る時に出る煙を冷却して液体にしたもので、強烈な焦げ臭い匂いがします。

蜂を含む多くの野生動物は、この匂いを「山火事だ!逃げろ!」と本能的に危険信号として受け取ります。

原液を水で1:1程度に薄めてスプレーするか、小さな容器に入れて吊るしておくと、一定の忌避効果が期待できます。

ただし、匂いが独特なので、集合住宅のベランダで使用する際は隣人トラブルにならないようご注意ください。

ベランダや軒下の巣作り防止グッズ

化学的な対策と合わせて、物理的に「ここに巣を作るのは無理だ」と蜂に思わせる環境づくりも有効です。

例えば、蜂は巣の材料(パルプ)を壁にくっつける際、足場が不安定だと営巣を諦めることがあります。

過去に巣を作られた場所や、巣作りの初期段階を見つけた場所に、一時的にガムテープやアルミホイル、ツルツルしたビニールシートなどを貼っておくだけでも、物理的な防御になります。

蜂の足が引っかからないツルツルした面は、巣の土台を作りにくいのです。

最近、ネット通販などで「偽物のハチの巣(ダミー)」を吊るす商品を見かけます。

「すでに他の強い蜂の縄張りだ」と思わせて近寄らせない効果を狙ったものですが、私の現場経験から言うと、効果にはかなり個体差があると感じます。

ダミーのすぐ横に本物の巣を作られたケースも見たことがありますので、過信は禁物です。

やはり、こまめな点検やスプレー散布といった「能動的な対策」の方が、確実性は高いですね。

巣の痕跡とフェロモンを消す掃除方法

駆除した後に一番大切な作業、それが「掃除」です。

先ほどお話しした通り、巣があった場所には「集合フェロモン」や「巣の土台(巣根)」が残っています。

これを完全に除去しない限り、蜂への招待状を出しているのと同じことになってしまいます。

  1. 削ぎ落とす
    壁に残った巣の根元(接着跡)を、スクレーパーやヘラを使って完全に削り取ります。少しでも残っていると、そこからまた巣作りが始まります。
  2. 洗い流す
    水をかけながらブラシでこすり、染み付いたフェロモンを物理的に洗い流します。可能であれば、界面活性剤入りの洗剤を使うとより効果的です。
  3. 仕上げのコーティング
    乾燥させた後、最後に殺虫スプレーをその場所にたっぷり吹き付けて、新しい忌避バリアを張ります。

私たち業者が駆除を行う際も、単に巣を取るだけでなく、この「清掃と薬剤コーティング」までをセットで行うことで、再発率をグッと下げています。

もしご自身で駆除された場合も、この掃除だけは念入りに行ってください。

自力駆除と業者依頼を分ける判断基準

「これくらいなら自分でできるかも?」と迷った時、コストを抑えたい気持ちはよく分かりますが、命に関わる作業ですので慎重な判断が必要です。

安全のために、以下の基準ですべて「YES」の場合のみ、自力駆除を検討してください。

ひとつでも「NO」がある場合は、無理をせずプロに相談すべきです。

  • 蜂の種類は「アシナガバチ」ですか?(攻撃性の高いスズメバチは絶対NG)
  • 巣の大きさは「15cm未満」ですか?(それ以上は働き蜂の数が多すぎます)
  • 場所は「平らな地面から手が届く範囲」ですか?(ハシゴが必要な高所は、襲われた時に逃げ場がなく転落する危険があります)
  • 巣の全体が見えていますか?(屋根裏や壁の中など、見えない場所へのスプレー噴射は蜂を室内に拡散させるだけで危険です)
  • 過去に蜂に刺された経験はありませんか?(アナフィラキシーショックのリスクがあります)

特に、「同じ場所に何度もできる」という場合は、見えない場所に原因が隠れていることもあります。

一度徹底的に調査してもらうのも、安心への近道です。

厚生労働省の人口動態調査によると、日本では毎年10名前後の方が蜂刺されによって命を落としています。

たかが虫と侮らず、危険を感じたら迷わず専門家を頼ってください。
(出典:厚生労働省『人口動態調査』

蜂の巣駆除後に同じ場所を守る重要ポイント

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

蜂の巣が同じ場所にできてしまうのは、偶然ではありません。

そこが蜂にとって、雨風をしのげる「一等地」だからです。

しかし、「匂いを消す」「嫌がる成分をまく」「定期的に見る」という人間のひと手間で、その一等地を「居心地の悪い場所」に変えることは十分に可能です。

駆除後の1〜2週間、このケアを続けるだけで、翌年のリスクも大きく変えることができます。

もし、「戻り蜂が怖くてベランダに出られない」「高い場所で薬が撒けない」「何度駆除しても戻ってくる」など、ご自身での対策が難しい場合は、どうぞお気軽に横浜ハチ駆除本舗にご相談ください。

現地調査から、確実な駆除、そしてその後の再発防止のアドバイスまで、お客様の安全を第一に考えて対応させていただきます。

この記事を書いた人

横浜ハチ駆除本舗
横浜ハチ駆除本舗
ご覧下さり誠にありがとうございます。感謝申し上げます。

横浜市や川崎市を中心に神奈川県内全域でスズメバチ、アシナガバチなどの蜂の巣駆除をしております。

一部の地域を除き出張費無料でうかがっています。蜂でお困りのときはご相談だけでも大丈夫ですのでお気軽にお問い合わせください。

参考:公式リンク集(保存版)

突然の蜂の巣

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